このメディア「小田原暮らし」を立ち上げて5ヶ月が経ちました。はじめた頃はここまで続けられるとも思っておらず、コンセプトも定まらないまま勢いで運用をスタートしましたが、気づけば週に一度は更新するルーティーンになっています。そこで本日は、どうして私が小田原のことを発信するのか、移住者が発信する意義はどこにあるのか、今考えていることを軽めのコラムにまとめました。もし少しでも興味を持っていただけましたら、お読みいただけますと幸いです。なぜ私は発信を続けているのかオンライン(SNSなど)でしか面識がなかった方にリアルでお会いした際に「いつもサイト見てます!」「また更新楽しみにしています!」と言われることが増えてきました。仮に社交辞令だったとしても、認知してくれていること自体が嬉しいですし、励みになります。時には「何を目的に更新しているのですか?」と聞かれることもあります。「趣味です」と答えることがほとんどなのですが、これはビジネス色を出したくないがために、だいぶ端折って答えています。もっと具体的に答えるならば、小田原の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい、仕事柄日頃から自身もコンテンツ作りは、みたいな目的もあります。なので、目的というとさまざまなのですが、いきなり熱く語り出しても引かれてしまうし、長々と話すのも気が引ける。そのあたりも加味して先の質問に端的に答えるならば「趣味」なのかなと。特に大きなゴールを設けるでもなく、発信するプロセスそのものを楽しむほうが、結果としてコンテンツのクオリティにも反映されますし、長続きします。たくさん読まれた方がモチベーションも上がりますが、数字ばかりを気にすると窮屈にもなるので、現状では「趣味」くらいが丁度いいのです。また、これまでもWebサイトやブログは何度か立ち上げているので、そもそもサイト作り自体が好きなのかもしれません。ものづくりも好きなので、サイトのコンテンツを全部ひっくるめて、1つの作品のような感覚を持っています。だから発信そのものがとても楽しいのです。そして、これまで何度も述べて来たことですが、小田原には発信したくなるコンテンツが山ほどあります。都内に住んでいた頃にはなかなか体験できなかった自然との触れ合いや、暮らしの中での体験が、更新のネタとしてどんどん溢れ出てきます。ただし、発信していく中での不安もゼロではありませんでした。それこそ最初の頃はまだ誰も知らないサイトだったこともあり気楽でしたが、地元の方々にもときどきコンテンツを読まれていることを知ると、「小田原のことをわかってない」「所詮はよそものの発信だ」などと思われたらどうしようと。大した閲覧数もないくせに、そんなことを考えるようになりました。でも最近は、嬉しいことに地元の人こそ発信をありがたがってくれたり、喜んでくれたりすることが多いのです。これは本当に救いになると言うか、安心します。初めて対面で会った方に「いつも小田原の発信をありがとうございます」とお礼を言われたりすることもあるほど。私からしたらこんな素晴らしい地域を作ってきてくれた先人の方々に頭が上がらないくらいなのですが、どうやら移住者だからこそ気づける景色がそこにあるようなのです。移住者だから気づけること小田原に住み始めて5ヶ月経ちましたが、既にかつての特別が今の日常になりつつあります。週末は軽く散歩して海を眺めたり、電車やバスで少し移動したら豊かな自然があったり。たったこれだけの期間でも慣れてしまうのだから、地元でずっと育った方からしたら、小田原のあらゆることが”当たり前”なのかもと思いました。私が小田原に出会った時の感動が、はるか昔から当然のごとくそこにあるので、ありがたみに気づけなくなっていくのではないかと。「移住者の人がみんな小田原をよく言ってくれるから、おれはいいところに住んでるんだなって誇らしく思ったよ」小田原で育ち、現在も小田原在住の方にそう言われたことがあります。ずっと小田原にいる方からすると、何がいいのかがわからない。だからこそ私のような移住者が、素直に感動したことを発信していくことで、地域の魅力を新鮮な形で届けていけると思うのです。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E3%82%80%E3%81%97%E3%82%8D%E5%9C%B0%E5%85%83%E6%B0%91%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7%E6%B0%97%E4%BB%98%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%3Cbr%3E%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A7%E8%A8%80%E3%81%86%E8%BB%A2%E8%81%B7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%96%B9%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E6%B0%97%E4%BB%98%E3%81%8D%E3%82%92%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A8%E5%90%8C%E6%A7%98%E3%81%A7%E3%80%81%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E8%80%85%E3%81%AE%E6%96%B9%E3%81%8C%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%8E%9F%E3%81%AE%E8%89%AF%E3%81%95%E3%82%82%E4%B8%8D%E4%BE%BF%E3%81%95%E3%82%82%E6%B0%97%E4%BB%98%E3%81%8D%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%86%E3%81%A8%E3%80%81%E7%99%BA%E4%BF%A1%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%82%8B%E3%81%A8%E5%9C%B0%E5%85%83%E6%B0%91%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D%E3%82%92%E7%96%91%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%9B%A3%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FCxZpt5M7kQ%22%3Ehttps%3A%2F%2Ft.co%2FCxZpt5M7kQ%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20Moet%20Kawai%40wellday%20HR%20(%40MoetKawai)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FMoetKawai%2Fstatus%2F1499729303487258626%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EMarch%204%2C%202022%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E一期一会の出会いを大切に正直にいえば、小田原が自分にとって本当にベストな地域なのかはまだわかりません。というかそんなものはわかりようがありません。日本中の全ての地域に住んで回ることは不可能なので、今この瞬間までに出会った中で最高の地域であるなら、素直にそれだけでいいと思っています。少なくともこの小田原という地域に感動していて、出会えてよかったと思ってる。だからこそ、私と同じように、小田原と出会うことで人生が豊かになる人が1人でも増えたら良いのです。届くべき人に、小田原のコンテンツが届けばいい。もし違うと思ったらその人は勝手に離れていくのだから、あまり難しいことを考えずに発信を続けていきます。これは例えば、自分が務める企業であっても同じです。無数にある企業の中で、今所属している企業が本当にベストかどうかはわかりません。もしかしたら、もっと良い勤め先があるかもしれませんが、そんなものをいつまでも探し求めていたら、人生なんてあっという間に終わってしまいます。だからある程度のところで、これが今現状のベストだと判断して、選んだ道を進んでいくしかないのです。全てはトレードオフ。これだと思ったらあとは自分を信じて進む。そしたらきっと住めば都、会社にも愛着が湧いてきっと好きになるはずです。身をおく地域も同じです。条件を整理した上で、「ここだ」と決めた地域を自身のベストだと思って関与していく。だからこそ、地域がどんどん好きになる。そのサイクルを回していけば、きっと人生も豊かになっていくのではないかなと。そんなことを考えています。これからも発信は続けたい良いものを良いと素直に言い続けることでそれが伝播し、少しずつ輪が広がる。そんな世界線が好きです。だからこそ、今感じているこの新鮮な気持ちを、常に発信してつなげていきたい。また、もしかしたらこの先、20年30年経ったら、今の気持ちがわからなくなるかもしれません。であれば今の発信は今しかできないわけですし、忘れた頃に初心に戻れるように書き残しておきたいのです。そのプロセスの中で、どんどん輪を広げていき、同じように感動する人を増やす。それが移住者として発信していく意義だと考えています。冒頭にこのメディアの運営は「趣味」と申し上げましたが、趣味が充実すれば人生も充実していきます。人の輪を広げながら、小田原を好きになってくれる人に出会いながら、趣味としての発信を続けていけば、人生も充実していくはず。まあ、どこかでビジネスを始めてそのツールとしてこの「小田原暮らし」を使う日が来るかもしれませんが…それでも雑多な小田原発信は続けていくと思います。多分。関係人口は増やさないとですからね。以上、久しぶりにテキストだらけの記事となってしまいましたが、今現状で考えていることをつらつらと書いてまいりました。引き続きよいコンテンツを発信していけるよう精進してまいりますので、よろしくお願いします。それでは。