小田原に暮らして見えてきたことを、Podcast「小田原暮らしと世間ばなし」で発信しています。「なぜ小田原を選んだのか」「イベントに感じる距離感」「都内通勤のリアル」――。日常の小さな体験を通して、小田原という街の魅力や、そこで暮らす面白さを少しずつ掘り下げています。この記事では、Podcastのvol.2~3の要約を文章でまとめました。この記事を読んで、少しでも気になるテーマがありましたらぜひPodcastでも聞いていただけますと幸いです。※Podcastのテーマはフォームでも募集しています。匿名でも投稿可能なので、お気軽にご応募ください。フォームのリンクはこちらなぜ、小田原へ? 私が移住を決めた理由Podcast版はこちらから▼%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F6Cdsl5s4LNmU9pMa3jh5iT%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E「どうして小田原に移住したんですか?」この質問に、私はいつも少しだけ悩みます。自然が豊かだから、都心へのアクセスが良いから、歴史ある街並みが好きだから、などさまざまな要素があり、複合的な背景となっているからです。そこで今回は、私が数ある候補地の中から小田原を選んだ、そのリアルな思考プロセスと、実際に住んでみて感じた暮らしの豊かさについて、お話ししてみたいと思います。都会暮らしの中で膨らんだ「自然への憧れ」私は昔から「いつかは自然豊かな場所で暮らしたい」と考えていました。幼少期を過ごしたのは、都心に近い千葉県市川市。便利ではあるものの、身近に雄大な自然を感じられる場所ではありませんでした。そんな私にとって、身近なオアシスは、東京・葛飾区にある祖母の家でした。その近くには「水元公園」という大きな公園があり、川でザリガニを釣ったり、虫取りをしたりと、自然の中で過ごす時間は何物にも代えがたい宝物でした。社会人になってからもその想いは変わらず、休日にはわざわざ公園へ出かけて読書をするような生活。いつしか「島暮らし」に本気で憧れ、必要なスキルを調べてブログにまとめるほど、私の心は都会から離れつつありました。しかし、仕事や日々の暮らしを考えると、それはあくまで「夢物語」。そう思っていた私の背中を押したのは、コロナ禍による働き方の変化でした。リモートワークが当たり前になり、「家で仕事をするなら、どこでもいいのでは?」という考えが頭をよぎったのです。家庭の事情も重なり、「自分の好きなように生きてみたい」という気持ちが強くなったとき、漠然とした「夢」は、具体的な「目標」へと変わりました。移住先の条件と、「小田原」との出会い移住を決意した私が、まず向かったのは日本橋にある移住支援施設でした。そこで掲げた移住先の条件は、主に3つ。職場のある新宿まで、乗り換えなしで行けること海の近くよりは、山や森の雰囲気が好きそして何より、「始発・終着駅」であること満員電車で過ごす時間が何よりも苦痛だった私にとって、「必ず座れる」ことは絶対に譲れない条件でした。そして、お酒を飲んだ帰りに寝過ごすのが怖い私にとって、「終着」という響きは絶大な安心感を与えてくれます。当初は高尾や奥多摩といったエリアを検討していましたが、その施設で偶然手に取った一冊のパンフレットが、私の運命を大きく変えることになります。それが、『小田原ブック』でした。正直に言うと、その時の私には小田原のイメージがほとんどありませんでした。箱根旅行のついでに立ち寄ったことがあるくらい。しかし、ページをめくるうちに、海、山、川、森という豊かな自然と、城下町としての深い歴史、そして都心へのアクセスの良さが、見事に融合していることを知りました。「ここなら、理想がすべて叶うかもしれない」その日から、「オダワラボ」や「旧三福不動産」といったウェブサイトを読みあさり、オンラインの情報だけでも、日に日に小田原への想いを募らせていきました。住んでみてわかった、理想以上の暮らし期待に胸を膨らませて、初めて「住む場所」として小田原を訪れた日の感動は、今でも忘れられません。小田原城の天守閣から見渡す、緑豊かな山々と、きらめく相模湾。観光地化されすぎていない、ありのままの自然の力強さ。そして、車がなくても十分に暮らせそうな、駅を中心としたコンパクトな街のつくり。すべてが、私が思い描いていた理想にぴったりとハマったのです。人気エリアゆえに物件探しは少し難航しましたが、幸運にも駅から徒歩圏内に良い物件が見つかり、私の小田原暮らしはスタートしました。そして、その暮らしは、私の想像を超える豊かさに満ちていました。ウグイスの鳴き声で目を覚ます朝。仕事部屋の窓から見える山並み。家の近くを流れる水路のせせらぎ。これまで非日常だった風景が、ここでは当たり前の日常になりました。「QOLが爆上がりする」とは、まさにこのことだと実感しています。もちろん、移住には不安もつきものです。でも、小田原は都心からのアクセスも良く、何かあればすぐに都内に出られるという安心感があります。それはまるで「引っ越しの延長線上」にあるような、心地よい距離感。このハードルの低さも、小田原の大きな魅力だと思います。移住は、人生における大きな決断です。でも、もしあなたが今の暮らしに何か物足りなさを感じているなら、一度、小田原の空気を吸いに来てみませんか。きっと、データや情報だけではわからない、この街の温かさや心地よさを、肌で感じていただけるはずです。小田原のイベントで気づいた"心地よい"距離感Podcast版はこちらから▼%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F4Mlebk4AfS3JV5kzTeRLWk%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E「小田原って、なにか面白いイベントありますか?」移住してから、友人や知人に時々こう聞かれることがあります。そのたびに私は、自信を持って「たくさんありますよ」と答えるのですが、心のどこかで「私が面白いと感じるこの感覚は、ちゃんと伝わるだろうか」と少しだけ不安になるのです。なぜなら、小田原のイベントの魅力は、派手さや規模の大きさというより、もっとじんわりと心に染みるような、温かい「空気感」にあると感じているからです。今回は私が最近参加した2つのローカルなイベントを振り返りながら、その空気感の正体と、小田原暮らしの豊かさについてお話ししたいと思います。モノが持つ「ストーリー」に惹かれて先日、小田原の少し北にある「SOGA BLEND」というコワーキングスペースで開かれた「アップサイクルマーケット」に行ってきました。古道具やリメイクされた雑貨などが並ぶ、とても素敵なイベントでした。私はもともと古民家や古道具が大好きで、モノの背景にある「ストーリー」に強く惹かれるタイプです。誰かが大切に使ってきた歴史や、そこからにじみ出る時間の経過が、新しいモノにはない特別な価値を与えているように思うのです。会場でひときゆわ目を引いた、直径40cmはあろうかという大きな木の桶。何に使われていたのか、どんな人の手に渡ってきたのか。そんな想像を巡らせながら、気づけば私はその桶を購入していました。家に持ち帰った今も、何に使うかはまだ決まっていません。でも、ただそこにあるだけで、なんとなく良い気分になるのです。この感覚は、小田原の街そのものが持つ魅力とよく似ています。この街を歩いていると、何百年も前からそこにあるお城や建物が、ごく自然に日常の風景に溶け込んでいることに気づきます。歴史が特別なものではなく、暮らしの一部として息づいている。そんな街で開かれるイベントだからこそ、モノの持つストーリーがより一層輝いて見えるのかもしれません。お祭りっていいよねもう一つ、心に残っているのが「夏祭り」です。小田原では、夏になると大小さまざまなお祭りが開かれます。先日参加した不動産屋さんが主催する夏祭りのイベントでは、手ぬぐいを購入。その手ぬぐいをきっかけに、「山田呉服店」という、これまで知らなかったお店の存在を知ることができました。イベントという「点」の体験が、街の「線」のつながりへと発展していく。こうした発見があるから、ローカルなイベント巡りは面白いなと思うのです。また、私が住む地域で開かれた夏祭りも、忘れられない体験になりました。娘は甚平を着て、ヨーヨー釣りやかき氷に大はしゃぎ。その姿を見ているだけでも微笑ましいのですが、私にとって嬉しかったのは、そこで生まれた新たな「つながり」でした。会場には、娘と同じ保育園に通う子どもたちや、その保護者の方々がたくさんいました。普段は挨拶を交わす程度だった方とも、お祭りの開放的な雰囲気の中では自然と会話が弾みます。「あ、〇〇ちゃんのパパさんですよね?」「いつもお世話になってます!」そんな何気ない会話から、少しずつ地域のコミュニティに溶け込めている実感を得ることができました。小田原の「渋さ」と、心地よい空気感の正体古道具のマーケットも、地域の夏祭りも、決して派手なイベントではありません。でも、そこには共通して流れる「心地よい空気」がありました。それは、伝統や文化を大切にしながらも、参加は決して強要しない、という絶妙な距離感です。行きたい人がふらっと立ち寄り、それぞれが好きなように楽しむ。でも、輪の中に入ろうとすれば、誰もが温かく迎え入れてくれる。この開かれた雰囲気が、私のような移住者にとっては本当にありがたいのです。きっと、昔からこの地で暮らしを営んできた人たちが、そうした「良い感じ」の空気感を自然と作り上げてきたのでしょう。そして、その空気に惹かれた新しい人たちが集まり、また新たな魅力が生まれていく。小田原のイベントに参加することは、単なる消費体験ではありません。それは、この街が紡いできた歴史や文化、そして人の温かさに触れる、とても豊かな時間なのだと、私は改めて感じています。もしあなたが小田原を訪れる機会があれば、ぜひ小さなローカルイベントに足を運んでみてください。きっと、この街の本当の魅力に気づくことができるはずです。小田原⇄都内通勤のリアル|満員電車が嫌いな私が、あえて長距離通勤を選んだ理由Podcast版はこちらから▼%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F41MfGwqonegFUd7vIcVKBe%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E「小田原から都内まで通勤?……毎日、大変じゃないですか?」小田原に移住したことを話すと、高確率でこの質問が返ってきます。無理もありません。地図を見れば、その距離は一目瞭然。多くの人が「長距離通勤=大変」というイメージを持っていることでしょう。何を隠そう、私自身が誰よりも「通勤」という行為にネガティブなイメージを抱いていた人間です。特に、あの息が詰まるような満員電車は、人生の時間を無駄にしているとしか思えませんでした。それなのに、なぜ私はあえて都心から遠く離れた小田原を選んだのか。今回は、私の経験に基づいた「小田原⇄都内通勤」のリアルについて、メリットと、住んでみて気づいた「罠」も交えながらお話ししたいと思います。通勤時は座りたい。絶対に。私が移住先を決める上で譲れなかった条件、それは「始発・終着駅であること」でした。理由は至ってシンプルで、「必ず座れる」からです。満員電車でただ耐えるだけの時間を過ごすくらいなら、たとえ乗車時間が長くなっても、座って本を読んだり、仕事をしたり、自分のための時間として有効活用したい。そう考えたのです。また、「終着駅」であることには、もう一つ大きなメリットがあります。それは「寝過ごしても大丈夫」という絶大な安心感です。お酒を飲んだ帰り道、うっかり寝てしまっても、終点に着けば駅員さんが優しく起こしてくれる(はず)。この心理的なセーフティネットは、想像以上に大きいものです。実際、辻堂や茅ヶ崎といった都心に近い湘南エリアも検討しましたが、中途半端な駅で乗り降りするのは、私にとって「満員電車」と「寝過ごし」という二大リスクを抱えることと同義でした。だからこそ、私は迷わず「小田原まで行き切る」という選択をしたのです。小田急線通勤の良いところと罠新宿方面へ通勤していた頃、私の足は小田急線でした。片道1時間半と時間はかかりますが、始発なので確実に座れます。窓の外に富士山やのどかな田園風景を眺めながら過ごす朝の時間は、むしろ心地よいものでした。帰り道は、自分へのご褒美に特急ロマンスカーを使うこともしばしば。プラス1,000円ほどの投資で、リクライニングシートに身を委ね、ビールを片手に映画を1本観ながら帰路につく。この時間は、1日の疲れを癒す至福のひとときでした。しかし、そんな快適な小田急線通勤にも、いくつかの「罠」が潜んでいます。まず、夕方のロマンスカーは人気が高く、油断していると予約が取れません。そして、最大の罠は、普通電車にトイレがないことです。特に、お酒を飲んだ帰りの終電間際。1時間半、ひたすら己との戦いを強いられるスリルは、経験した者にしか分かりません。「ここで降りたら、もう帰れない……!」という極限状態は、今思い出しても冷や汗が出ます。JR・新幹線の良いところと罠現在は勤務地が変わり、東京・品川方面へJRで通勤しています。JRのメリットは、なんといっても新幹線という最終兵器が使えること。わずか30分で東京と小田原を結ぶスピードは、まさに圧倒的です。しかし、こちらにも巧妙な罠が仕掛けられています。先日、私は新幹線で盛大に寝過ごし、気づいた時には静岡県の三島駅に辿り着きました。時速200km以上の猛スピードで家から遠ざかっていくGoogleマップのピンを眺めながら、「これは笑うしかない」と妙に冷静になったのを覚えています。幸い、タクシーで1時間ほどかけて帰宅できましたが、痛い出費となりました。もう一つの罠は「グリーン券」です。たまには優雅にグリーン車で、と思ったのですが、よくよく計算してみると、事前に購入した新幹線の自由席特急券と数百円しか変わらないことが判明。時間も快適さも、新幹線が圧倒的に上です。のんびり帰りたい日以外は、新幹線を選んだ方が賢明かもしれません。通勤は「ストレス」から「自分の時間」へいくつかの罠はあるものの、それさえ熟知していれば、小田原からの通勤は驚くほど快適です。毎朝必ず座れることで、通勤時間は「耐える時間」から「インプットやリラックスのための貴重な時間」へと変わりました。もしあなたが今の通勤に少しでもストレスを感じているなら、思い切って「始発駅に住む」という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。毎日の通勤が少し楽しみになるだけで、暮らし全体の幸福度は、きっと大きく変わるはずです。小田原で見つけた、心地よい暮らしのかたち移住を決めた理由も、地域のイベントで感じる空気感も、そして都内への通勤のリアルも、どれも「小田原での暮らし」を形づくる大切なピースです。便利さや効率だけでは測れない、日々の豊かさや心地よさが、この街にはあります。もし少しでも興味を持っていただけたなら、まずは気軽に小田原を訪れてみてください。きっと、あなたなりの「小田原の魅力」が見えてくるはずです。引き続き小田原移住の魅力をPodcastでも発信していきますので、よろしければフォローいただけますと幸いです。Podcastの番組ページはこちら▼「小田原暮らしと世間ばなし」以上、最後までお読みいただきありがとうございました。